2017.11.10 A.I.

働く人々のAIに対する意識とは?

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパンが運営する、正社員勤務を希望する女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』が女性に577名にユーザーアンケートを行なわれたというニュースがありました。
その集計結果を見ると、まだまだ日本ではAIに仕事を取られるという意識はそれほど高くない様子です。

アンケート結果ですが、

5割が「10~20年以内に事務職はAIに代替されない」と回答されました。
「10~20年以内に一般事務や受付、経理などの事務職がAIに代替されて無くなると思いますか?」と質問したところ、「思わない」(48%)との回答が「思う」(26%)を上回っております。

職種別に比較すると、事務職以外よりも事務職のほうが「思わない」との回答が多い結果とのことです。

何故、事務職の職種にて「思わない」の回答が多かったのでしょうか。
アンケート結果を読むと、「人の機微」や「感情」などの言葉が出てきました。

「思わない」と回答した意見は下記とのことです。

「10年から20年くらいでは、人の機微まで判断できるAIは開発されると思っていない。電話対応や例外処理の対応までは出来ないと考えているため、全ての仕事はAIに取って代わられないと思う。」
「部分的な代替にとどまると考える。事務業務の中には、個人間の微妙な感情のやりとりを必要とするようなものも含まれるので、AIが苦手とする、曖昧・情緒的な面を推し量ったりするような能力は、ディープラーニングのさらなる進化が必要で10~20年の範囲では技術的にまだそこまで到達できないと思う。」

確かに、AIには感情のやりとりができるのか、苦手なのではと考える意見は否めないですね。
事務職以外の職種でも共通する箇所はあるかもしれません。
また、「思う」と回答した内容は、下記です。

「事務職の作業がすべていろいろなシステムで簡単に素早くできるようになり、人件費などのコストが下がるから」
「AIにできる仕事をわざわざ人間にさせる必要がないのではないか。また人間には休みが必要だが、AIには休みが必要ないためコストパフォーマンスが高いのではないか」

確かにその通りですね。
休みなく仕事されたらコストパフォーマンスはAIの方が高くなることでしょう。

次のアンケートでは「AIの台頭にあたり、今から身につけておくべきスキルは何だと思いますか?」という内容がありました。

これを見ると、今回アンケートにご回答いただいた方々はAIと異なる能力を身に付けようとされている意識が見受けられます。

以下、回答が多い順に述べていきます。

「臨機応変に対応するスキル」(72%)
「コミュニケーションスキル」(71%)
「発想力」(51%)

「相手によって対応を変えたり、優先順位を変えたりなど、暗黙のルールや空気を察知して臨機応変に対応することは、まだまだ機械にはできないことだと思うから」(24歳)、
「ルーティンワークではなく、イレギュラー対応できるスキルを身につければAIと仕事のすみわけができると思うので」(28歳)といった声が寄せられていたようです。

アンケート内容が「身につけておくべきスキルは何か?」なので
AIにはないスキルを身につけて行こう、という意識なのかもしれませんが

この中に「AIを活用するためのスキル」という回答がなかったものかなと考えました。

AIと対等に仕事をする発想だけではなく、AIをいかに自分が活用していくかと「利用する」意識も持っておくと
どんどんAIが進化浸透するにあたり、人々の暮らしや仕事や様々な環境の利便性が高まるのではないのでしょうか。

(記事引用元:IoTToday